中国茶会 お茶を巡る旅6日間 vol.9
「シャングリラ草原茶会の旅」〜憧れのバンヤンツリーに2連泊〜
2009年7月7日(火)〜12日(日) 6日間



「雲の南へ、茶馬古道チベットルートへ」    黄 安希


 中国の南に、雲海をも、もたげる高い山脈がそびえています。
 その名も「玉龍雪山」という、龍が飛翔する形に連なる山嶺の下、桃源境と呼ばれる、知られざる大地がはるかに広がっているのです。どこまでも青いシャングリラブルーの空の下、花々が咲き乱れ、空気は胸の底からの深い呼吸を、ただただ誘うように澄み渡り、万物の色彩をはっきりとして、光にあふれています。強くクリアーで、それでいて涼しい陽光が降り注ぐ、高原の大地。

 この美しく、そして荒ぶる原始の力に満ちた地から、茶「チャ」という植物は生まれました。かつて、茶の木は人々によって発見され、いつしか生活の中に必需として根を下ろし、この雲南の地からはるかかなたの大地まで、山々の峰を縫い、橋なき川を渡り、過酷で長いキャラバンの馬とそれを率いる人々によって運ばれてゆきました。
 これが「茶馬古道」、世界最古のお茶の道。もうひとつのシルクロードと呼ばれる、交易と信仰、生命に通じるお茶の道です。
 今回は、この茶馬古道のチベットルートをたどります。

 基点とする世界遺産、麗江の街には、かつてのキャラバンの集積地点がおかれていました。ここで馬と岩塩、プーアール茶などが交易され、またさらに遠隔のチベットまで向かうのです。麗江古城の街並には今も隊商のざわめきを思わせる、時の流れが沈んでいるようです。この地をはじまりに、チベット族の居住するシャングリラへと向かいます。

 21世紀になっても、ある意味でこの地の人々の生活は、厳しくそしてシンプルに見え、そのためにさまざまなことがはっきりとしているように思われます。
 生命を維持するための茶、そして塩、家畜の労働と乳製品、大地がもたらす簡単な食物。
 25もの少数民族の人々のアイデンティティを鮮やかに区別する民族衣装。
 迷いのない宗教心、遠くまではっきりと通る朗唱の声、力強い太鼓や楽器の音。
 そこには生きる、というまごうことなき目的と喜びがあり、それは疑うことのない真実なのです。それは、ただ「茶を運ぶ」という道が持っていた、まっすぐな強さにも通じているはずなのです。



主催/ 中國茶會・無茶空茶

お申し込み・お問い合わせ/ 中青旅日本株式会社 関西営業本部
              Tel. 06-6262-1966



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〈表面〉travel0907_1.pdf
〈裏面〉travel0907_2.pdf