
【十一月のご挨拶】
立冬を迎えてまだ暑さ残る今年。
夏が好きな私ですが、気温が高いのに
日照時間が短くなっている感じには慣れません。
でも街中でも木々の葉は
少しずつグラデーションしていました。
季のうつりはひそやかですが確実に目に見えて。
先月は台湾ツアーを行ない、
久しぶりの大人数の企画旅行を終わらせました。
自ら組み立て下見を重ねて作り上げていく茶旅は、
飛行機、ホテルを決めて目的地に向かうのみ、の
通常の旅のスタイルと違い、
迎えてくださるサイドとの密な連携が必要となります。
いわば、旅の内容としてはじめにうたっている事は
全て成し遂げなければいけません。
テーマを遂行するのに関わってくださる方々。
少しだけ裏方をご紹介します。
例を挙げると、お見送り出迎えの方。
関空の見送りスタッフ、台北の出迎えスタッフ。
ツアーバスの運転手、ガイドさん。
ツアー中お世話になりますから、
その数日は旅の命運を乗せているのと同様。
本当に頼りとします。
今回は、音楽会、茶畑見学、お茶会を
3本柱としていました。
音楽会では古琴、琵琶、二胡の演奏をじっくりと。
四名の奏者、司会者、運営の責任者達。
撮影担当者。総勢八名。
はじめて迎える大人数という事で、
椅子なども方々からたくさん用意していただいたようです。
素晴らしい演奏を間近に聴いた終演後、
とても美味しい小菓子と台湾茶が出ました。
お茶は六亀の野放白茶。まだ暑さ残る日にぴったり。
家鴨の塩卵を棗餡で包み、サクサクのパイ生地のお菓子。
台北市内のお菓子屋さんの品かと思っていましたが、
台北から車で一時間かかる坪林にある
小さな食堂のオーナーに依頼し手製で焼かれたもの。
焼きたてを私達に食べさせるため
前日に取りに行かれたというのです。
二日目は、包種茶の源流地、南港へ。
茶農家の余さん一族が五名。
解説をしてくださった台北に住む茶人、頼さんも
雨の中車を駆って駆けつけてくださいました。
秋の新茶をはじめ数種類の
試飲をさせていただき、お茶を買い、
雨と霧に煙る茶畑を見学しました。
三日目は、お茶会。
台北小慢さん、生徒さん方十一名と
ギャラリーオーナーAnnieの
尽力で作られた美しい茶席が六つ。
台湾、日本の交流茶會となり、
和やかで愛に満ちた空間となりました。
食事に伺ったレストランでは
貸し切りで対応してくださったお店もあり、
わたし達のために特別の食材を手配して、
食べきれないほどのお料理を用意してくださった事も。
最後はみんなで記念写真を撮り、
LINE交換して別れました。
最後に、本お茶会の衣装を担当した
伊藤尚美さん、鍛治田友起子さん、
旅行事務局二名。旅行アシスタントさん。
三十名の参加者の旅を作るのに、
ざっと三十五名以上の方々で支えてくださいました。
茶旅ははじまりからフィナーレまでが
盛大なお茶会とも言えます。
ご参加いただいた方々はまた、
素晴らしい演者となってくださいました。
楽しい思い出をまた次に
繋げますように。
二〇二三年 立冬
中国茶会 無茶空茶
黄 安希 拝












【中国茶会 無茶空茶 茶会の記録】 *2023年11月8日更新
「中国茶会 無茶空茶」による茶会のアーカイブを
ブログ投稿サービス「Tumblr(タンブラー)」にて公開中です。
Tumblrでは、ホームページで掲載している
毎月のご挨拶文と写真の過去ログもご覧いただけます。
*Tumblrへのリンクはこちら muchakucha01.tumblr.com
*ご注意*
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下記のような注意文が表示される場合もありますが、
迷惑サイトではなく問題ございませんので、そのままお入り下さい。
【茶会 アーカイブ一覧】
「北斗七星茶會」
「茶會 清明踏青会」
「亜洲仲秋茶會」
「擬似香港飲茶會」
「平成令和茶会」
無鄰菴茶会 第二回「大重陽、小仲秋」
無鄰菴茶会 第一回「夏至睡起」







【中国茶会 無茶空茶 十一月の行事】
「和の花と中国茶」
11月29日(水) 14:15〜、18:00〜 [要予約]
中国茶會 無茶空茶は、老松町の先代朝倉さまより
長年お花をいただいて、教室に生けておりました
茶會の際も、さまざまな山深い季節の花で、室礼を致しました
2020年6月より、2代目朝倉啓さんが、無茶空茶にて、
お花の教室を開いてくださる事となりました。念願です
すべて日本の和の季節の花を用います
花器をかえて、二杯分いけていただいたのち、お持ち帰りいただきます
持ち物は、鋏をお持ちなら鋏のみ。あとは何も必要ありません
鋏をお持ちでない方はご用意があります
中国茶をお出しいたします
お茶と花の時間、ご参加をお待ち申し上げます
毎月最終水曜日
〈1〉14時15分から
〈2〉18時から
受講費 各回 9,000円。
*教室にお入りになる際は靴下着用をお願いいたします。
*予約方法 メールにて承ります。受付は開催日前日の正午まで。
無茶空茶からの返信をもって予約完了となります。
予約先 muchakucha@nifty.com (無茶空茶)
講師 朝倉 啓
1985年に大阪府で生まれる。父親の生花店を継ぎ、
現在は日本料理店や茶会を中心に、床の間や店内のしつらえを担当し、
日本の四季や節句を大切にした作品がプロから高い支持を得ている。
*写真はイメージです
「太極拳と朝のお茶」
11月26日(日) 毎月第四日曜 朝8:15〜10:30ごろ [要予約]
無茶空茶、三晃ビル屋上テラスにて開催しております。
朝茶。
太極拳。
中国の朝御飯を整えて、お待ちしております。
清々しい朝の空気を吸い込んで、気を巡らせましょう。
太極拳は、目一杯まで力を込めず、いかに深くゆっくりと呼吸をし、
一歩手前で力を緩めるか、に留意するため、
頑張りすぎない事を学びます。
頑張らないことにより、余力を次のアクションに転回し、
体内のエネルギーを隅々まで行き渡らせるのだそうです。
お子様のご参加も歓迎します。
初心者の方対象です。
受講費 4,000円。
*当日朝8:00に三晃ビルの裏口にて集合、時間厳守でお願いします。
*当日はウッドデッキにて太極拳を行います。裸足、もしくは室内履きをご用意ください。
*朝食時、教室にお入りになる際は靴下着用をお願いいたします。
*朝のうちは冷える季節です。羽織など各自ご用意ください。
*予約方法 メールにて承ります。受付は開催日 前々日の正午まで。
無茶空茶 太極拳からの返信をもって予約完了となります。
予約先 suuhaa.taichi@gmail.com (無茶空茶 太極拳)
*キャンセル料について 開催日前々日までのキャンセルは50%、
前日&当日のキャンセルは100%、受講費が発生いたします。
*写真は2023年10月の様子です
*「太極拳と下午茶 アフタヌーンティー」は当分おやすみです
【スタッフ募集】
中国茶に興味があり
点心作成や調理を得意とする方。
明るくて体力があり
誠実に勤める事が出来る方。
履歴書をご送付いただき
面談させていただきます。
*お問い合わせ先 muchakucha@nifty.com (無茶空茶)
